なぜ夜間頻尿がおこるの?
こんにちは!ふじです。
今日は高齢者に多い夜間頻尿について解説します。
私はご高齢の方のお宅に訪問して施術する事も多いのですが
お悩みでよく聞くのが夜間の頻尿です。
夜寝ても1.2時間おきに目が覚めてトイレに行かれる方が多く
睡眠時間が不足している方も多いようです。
睡眠が不足すると精神的に不安定になったり、ストレスが原因で痛みが
強くなる方もいらっしゃいます。
皆さんの身近な方でもそのような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
今日は夜間頻尿について解説していきます。
夜間頻尿とは??
日本泌尿器学会の定義によると排尿の為に一回以上起きなければならない
症状の事をさすようです。
80代以上になると一回は起きられる方が多いように感じますので
ほとんどの方が夜間頻尿と言っても過言ではなさそうですね、、、
なぜ起こるの??
夜間頻尿には大きく分けて3つのタイプがあり
①多尿タイプ
②膀胱容量減少タイプ
③睡眠障害タイプ
①の多尿タイプは
一日の尿量が多いために夜間に作られる尿量も多く排尿回数が増えるというものです。
水分の過剰摂取、薬剤の副作用、糖尿病などの内科の病気などが要因になります。
また夜間のみ多尿になる方も多く、そういった方は
薬剤性の副作用やホルモンバランスの乱れ高血圧や心不全、腎機能障害
睡眠時無呼吸症候群などが要因になりえます。
②膀胱容量の減少ですが
過活動膀胱といって尿が少ししか溜まっていないのに尿意を感じてしまったり
勝手に膀胱が収縮を起こしたりするものがあります。脳卒中やパーキンソン病
の病気に付随して起こることも多いようです。
また前立腺肥大も要因としてあげられ前立腺が大きくなることで排尿が阻害され
結果として膀胱が過敏になる事もあるようです。
③睡眠障害
眠りが浅く覚醒するとおしっこが気になり結果として
頻尿になっているケースもあるようです。
どうすれば良いの??
治療に関しては水分摂取を見直す、根本にある疾患の治療を行う。
薬剤の服用など様々ですが今回は鍼灸師としてお勧めのツボを紹介できればと思います。
①腎兪
東洋医学では泌尿器などの症状は腎が原因とされています。
そこで腎をつかさどる腎兪を刺激する事で症状の改善が見込めます。
腎兪は腰にあり、骨盤の一番高いところから指四本の辺りに存在します。
②次髎
次髎は骨盤の後ろ仙骨の2番目のくぼみに存在します。
仙骨は自律神経ろ深く関係しておりここを刺激する事で排尿などを
コントロールしている自律神経を鎮静化し頻尿の改善が見込めると考えられています。
③中極
おなかにあるツボでへその下指4本の所に存在します。
ここを支配している下腹神経が膀胱の収縮に関与しており刺激する事で
頻尿の改善に効果があります。
・上記のツボですがそれぞれ痛気持ちいい程度の刺激で親指や中指などで
10秒を3セット押圧すると良いと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
一概に頻尿と言っても夜間だけの物や不眠症に付随して起こっているものなど
多種多様ですね。。一人一人原因も違うと思いますので病院での治療などと
併用してこういったツボ刺激なども取り入れる事でより効果が見込ますので
地道に色々試していく事が大切だと考えております。
今日も頑張っていきましょう!